GUIエディタを使用する

ウインドウの下の方にあるテキストエリアを使用して、オブジェクトやメッセージを定義するテキストを入力していきます。オブジェクトのセクションと、メッセージのセクションは空行で区切らなければなりません。

入力したテキストに文法上の間違いがあれば、そのエラーの発生した最初の行がハイライトされます。また、エラーに関する説明がウィンドウの最下部に表示されます。

'.'':'の文字は区切り文字として通常解釈されますが、これらの文字の前に'\'記号をつけると、通常のテキストとして使用されるようになります。

自動補完

オブジェクト名の先頭の文字を何文字か入力しているときに、UNIXのシェルのようにタブキーを押すか、統合開発環境のようにCtrl-Shift-スペースを押すと自動補完機能が働き、自動的にすべて入力されるか、入力された文字列から始まるすべてのオブジェクト名のリストを見ることができます。

もしも空白か区切り文字(>, :, =のうちのひとつ)がカーソルの左側に来ているときは、タブキーは通常と同じ動作をするため、インデントをつけるのに使用することができます。

自動再描画

デフォルトでは、テキストが変更すると即座にそのテキストから新しい図が作成されます。これは、コメントなど、図の見た目を変更しない要素であっても行われます。

これは、スタンドアローンで動作しているPCにおいては、適切な振る舞いです。しかし、リモートのXクライアントとしてQuick Sequence Diagram Editorを実行させている場合など、特定のケースにおいては迷惑な振る舞いとなるかもしれません。そのため、設定ダイアログないで、自動的な再描画の機能をオフにすることができます。もしもオフになっている場合には、文法と意味のチェックだけが行われます。新しい図が見たい場合には"Redraw"をクリックするか、F5キーを押してください。

また、テキストの変更を検知してから、再描画、もしくは文法と意味のチェックが行われる時間の感覚も、設定ダイアログで調整を行うことができます。"Redraw/syntax check delay"の項目を参照してください。本来であれば、再描画とチェックで二つのパラメータがあるのが望ましいのですが、現在の実装では(まだ)そうはなっていません。

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